読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

新国立劇場 ヤナーチェク『イェヌーファ』 白い部屋で明らかにされるあらゆる感情の行方

初台の新国立劇場でヤナーチェクのオペラ『イェヌーファ』を観た。心に残る素晴らしい上演だった。 ヤナーチェク(1854年~1928年)は、村上春樹の小説『1Q84』に登場し一躍有名になったチェコ・モラヴィアの作曲家。9あるオペラの中で最も有名な作品で、作曲…

CD不況の中、なぜHMVは渋谷に新店を再度オープンさせるのか?

“渋谷系”を生み出し、日本を代表するCDショップの一つだったHMV渋谷が、音楽好きに惜しまれつつ閉店したのが、2010年。CD不況を印象付けた出来事だったが、なんと今年2015年秋に再度渋谷に旗艦店をオープンさせることが決まった。場所は、マルイシティ渋谷が…

アマチュアの女子高生ブラバンによる『熱血!ブラバン少女』が大ヒットした理由

現役女子高生ブラバンによるアルバム『熱血!ブラバン少女』が大賞! 『熱血!ブラバン少女』というアルバムが2015年の日本ゴールドディスク大賞のクラシック・オブ・ザ・イヤーを獲り、話題となりました。 CD「熱血!ブラバン少女」年間1位に 大ヒットで…

ブロンフマン×サロネン・フィルハーモニア。ビロードに水晶を転がせる絶品の協奏曲

AppleのCMに登場し、その知的な音楽性がクールに広まった世界的指揮者・作曲家のエサ=ペッカ・サロネン。 Apple - iPad Air - TV Ad - Esa-Pekka's Verse - YouTube 彼が首席指揮者を務め、共に「The orchestra(オーケストラ)」というiPadアプリも開発し…

孤高のピアニスト、アンデルシェフスキが、タイムマシンに乗って会いたい作曲家は?

孤高の道を行くピアニスト、ピョートル・アンデルシェフスキが来日中だ。記事で紹介したJ.S.バッハ『イギリス組曲第1、3、5番』のCDと クラシック音楽のおすすめ新譜CD 2015年2月 クラシック音楽のおすすめ新譜CD 2015年2月 [クラシック] All About コンサ…

熟成された芳醇なマリス・ヤンソンス&バイエルン放送響、来日

長期熟成ワインの飲み頃のように、熟成された飲み頃を感じる“美味しい”指揮者といえばマリス・ヤンソンスだろう。2003年からドイツの名門・バイエルン放送交響楽団、2004年から3大オーケストラと言われるロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者に就…

ミニマル四天王「テリー・ライリー」来日。純正律の気持ち良すぎる前衛

クラシック音楽の延長線上にある「現代音楽」(佐村河内さん事件で注目を集めましたね)。その試行錯誤の中で、広くテクノやロック好きからも支持され人気を誇る1ジャンルが「ミニマル・ミュージック」だ。 肥大し難解になっていったクラシックの主流に対し、…

ショパンコンクール最新女王アヴデーエワの、心奪われるやわらかさ

2015年は5年毎に開催されるショパン国際コンクールの開催年。10月にはまた新たなスターが誕生することになるだろう。では、現在最新の優勝者、つまり前回大会の優勝者はと言うと、ロシア出身のユリアンナ・アヴデーエワだ。アルゲリッチ以来45年振りの女性優…

イタリアらしい明るい響きで快進撃続けるパッパーノ&サンタ・チェチーリア国立管

イタリア×クラシック音楽、と言えば、なんと言ってもイタリア・オペラだ。オペラは16世紀末にイタリアはフィレンツェで生まれ、ロッシーニ、ヴェルディ、プッチーニなどによる今なお世界中のオペラハウスでメインで上演される作品を生み出し、ミラノ・スカラ…

“現代最高の指揮者”の印象を強めたパーヴォ・ヤルヴィのブラームス・チクルス

現代最高の指揮者。その評価は変わるどころか、更に強まった。パーヴォ・ヤルヴィ指揮、ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンの来日公演。 パーヴォ・ヤルヴィは、エストニア出身の現在51歳の指揮者。芸術監督を務めるドイツ・カンマーフィルハーモ…

世界的ヴォーカル・アンサンブル『VOCES8(ヴォーチェス・エイト)』のクリスマスツアー

12月になると街はクリスマスソングで満たされる。特に、ほっと和むのは、楽器だけの演奏ではない、歌物な気がする。人の声の温かさは、外は寒いけれど室内は温かい、というような、安心するような温かさがあるのかもしれない。と、そんな折、日本の年末に温…