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ボブ・ディラン、名曲に唸るオススメ名盤ベスト5 !

その他芸術

ボブ・ディランノーベル文学賞を受賞! 随分前より候補に挙がっていましたが、本当に受賞するとは嬉しいですね。
一方で「文学なのか?」という賛否両論を巻き起こしていますが、詩が文学に含まれるなら、その資格は十分に満たしていると思えますよね。

ということで、完全に独断と偏見で、個人的な大好きなボブ・ディランの名盤5枚(とオマケ2枚)を、必聴曲を中心に紹介します。


1位:『ブロンド・オン・ブロンド』(Blonde on Blonde)

ブロンド・オン・ブロンド(紙ジャケット仕様)

ブロンド・オン・ブロンド(紙ジャケット仕様)

 

1966年発表の7作目。ロック史上初の2枚組アルバムと言われる。元々フォーク・シンガーとしてキャリアをスタートし、後にロックに接近していったボブ。そのフォーク・ロックの金字塔として知られる『追憶のハイウェイ61』の次に発表され、より深化させたアルバム。


圧巻が、最終曲であり2枚目のLP片面全部を使った大曲「ローランドの悲しい目の乙女」(Sad Eyed Lady of the Lowlands)。6/8拍子のゆったりとした曲を主にカントリー系の名だたるスタジオ・ミュージシャンが11:21にわたり延々と奏で、その音の揺り籠に乗せて語られる、悲しい目つきの貴婦人の叙事詩。終盤、言葉を尽くしたボブによるハーモニカが始まると思わず目頭が熱く。。なお、僕が茶色のダッフルコートを着るのは、このジャケットの影響(笑)。


2位:『追憶のハイウェイ61』(Highway 61 Revisited)

追憶のハイウェイ61(紙ジャケット仕様)

追憶のハイウェイ61(紙ジャケット仕様)

 

1965年発表の6作目。ディランがフォーク・ロックを確立させたロック史上に輝く傑作アルバム。「風に吹かれて」と並ぶ彼の代表曲である「ライク・ア・ローリング・ストーン」(Like a Rolling Stone)が収録され、栄光の座から落ちた人間に「どんな気がする?」と歌う。警告とも自戒とも憐憫とも告発とも取れ、心に残る。時代の扉をぶち破るように2発のドラムで曲が始まり、オルガンも全面的に用いられ力強さもこの上ない。


3位:『プラネット・ウェイヴズ』(Planet Waves

プラネット・ウェイヴズ(紙ジャケット仕様)

プラネット・ウェイヴズ(紙ジャケット仕様)

 

1974年発表の14作目。ボブのバックバンドとして有名になり、単独のアーティストとしても人気を誇ったザ・バンド(The Band)がバックであり、絡みつくような豊饒な音楽が魅力。

 

特に、これまたボブの代表作である「いつまでも若く」(Forever Young)では、ベースやギターやオルガンが重なり合うスープのような音に抱かれ、息子に向けて書かれた「いつまでも若く」という歌が優しい気持ちにさせてくれる。


4位:『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』(The Freewheelin' Bob Dylan

フリーホイーリン・ボブ・ディラン(紙ジャケット仕様)

フリーホイーリン・ボブ・ディラン(紙ジャケット仕様)

 

 1963年発表の2作目。「フォークの貴公子」時代であり、なんといっても、ディランの代名詞である名曲「風に吹かれて」(Blowin' in the Wind)が収録されており、歴史に残り続けるアルバム。


「どれだけ砲弾が飛べば、廃絶されるのか」などの問いを並べ「答えは‐友よ‐吹かれる風の中にある」でオチる歌詞のプロテストソングで、ベトナム戦争時代の曲であるが、普遍的な意味を持ち続け、何より今回のノーベル文学賞に至る最初のきっかけになった詩と言えるだろう。


5位:『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』(Bringing It All Back Home)

ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム

ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム

 

1965年発表の5作目。それまでのギターのみの伴奏からうって変わり、バンドを従えロックを取り入れ、フォーク・ロックを生み出した歴史的アルバム。


後に「ザ・バーズ」(The Byrds)によりカバーされ大ヒットした「ミスター・タンブリン・マン」(Mr.Tambourine Man)などを収録するが、フォークスタイルのギター1本での伴奏ながら、カッティングも力強く、生きる意味を問う「イッツ・オーライト・マ」(It's Alright, Ma)など、迫力がある。


番外:『偉大なる復活』(Before the Flood)

偉大なる復活(紙ジャケット仕様)

偉大なる復活(紙ジャケット仕様)

 

1974年に行われたボブ・ディランザ・バンドのツアーのライヴ録音2枚組。最高のバックバンドだったザ・バンドを従え、『風に吹かれて』(Blowin' in the Wind)、『くよくよするなよ』(Don't Think Twice, It's All Right)、『ライク・ア・ローリング・ストーン』(Like a Rolling Stone)、『天国への扉』(Knockin' on Heaven's Door)など、それまでの代表曲を次々と力強いサウンドで聴かせる。生で聴きたかった…!


更にオマケ:珍品:『ナッシュヴィルスカイライン』(Nashville Skyline)

ナッシュヴィル・スカイライン(紙ジャケット仕様)

ナッシュヴィル・スカイライン(紙ジャケット仕様)

 

1969年発表の9作目。カントリー色を強め、カントリーロックを生み出すことになった作品だが、それ以上に声がいつもと違って澄んでいるのが衝撃! 井上陽水さんに似ている気がしますが、いかがでしょう…?

 

※主な名曲を収めたベスト盤もありますので、まずはそこから聴くのもありです。

ザ・ベスト・オブ・ボブ・ディラン

ザ・ベスト・オブ・ボブ・ディラン

 

追記:ヤクザ映画を映画館に観に行くと、みんなヤクザになったような様子で映画館から出てくる、と言いますが、ボブ・ディランを聴くとボブみたいな話し方になっちゃうんですよね(笑)。ともあれ、ノーベル文学賞、おめでとうございます!